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花尊し

花尊し

人でなしにも人権

一言居士
往復書簡、闘士の遺言


なんなんですかね Sun,17 Aug 1997 buchi

タイトルだけ届きました。こんなことって、なんなんですかね。ODN、私の「カードレスOK」プロバイダー日本テレコムが、時々ダウンしたりしてくれますので、そのせいかねぇ。再送信していただけますか。お手数かけますが、よろしく願います。






人でなしにも人権 Sun,17 Aug 1997 sio

  電気屋さん!→はいはい電気屋ですがコンピュータには強くないので本文無しメールの原因は分かりませんが、私のメールソフトをバージョンアップしたのですが、その所為で何か不都合が発生したのかなあ??・・ えー確かに北電では「碍子」を「害子」とは書きませんねえ。「障害」は確かに差別主義者が考え出した言葉なのですねえ。やはり「しょうがい」でしょうかねえ。今一しっくり来ないのですが・・漢字も中国からの輸入品には違いないでしょうが、欧米のカタカナ語よりは馴染み深く親しみやすいのですが・・ 酒鬼薔薇少年は精神障害が疑われておりますが、もし、それが事実とすればそれこそ「差し障りがあり害になる」者と言えるのでしょうか? 麻原彰晃は精神病質(サイコパス)ではないかと言う人もいますが、もし、そうなら「差し障りがあり害になる」者と言えるのでしょうか? 人とはいえないような事をしてしまった人に人としての権利、人権が有るのでしょうか?人でなしにも人権が認められるのでしょうか?人でなしはさっさと死刑にしてしまえという人がいます。 死刑が当然と思われるような事を平然と実行出来るような「人でなし」は、脳に「しょうがい」を持つ「しょうがい」者なのではないでしょうか。だとすれば、死刑は理不尽な事かもしれません。正常な脳であのような事件を起こせるとは、到底思えないのですが・・





目には目を Tue, 19 Aug 1997 buchi

岩渕です。今日一日、ODNとMSとIBMとリコーを怒鳴りつけておりました。全員「そんな『障害』は報告されてない、当社は関知しない」というのですがね。私は、「友人も私もPCのプロだ。お前じゃ話しが分からん。技術者を出せ」と、言っておったところでした。エヘヘ。V.UPとはうらやましい。MSですか。NSですか。どちらも4ですね。 ところで、ここでも『障害』です。メーラーの、OSの、BIOSのと、PCにも様々な事由で発生するいわゆる「しょうがい」があるのですね。設定ミスとバグは違うのでしょうが、設定ミスを招くようなミスリードは製造物責任法に抵触すると、脅かしておきました。

近年の犯罪行為の実行者について、サイコパスや反社会的病質者が関係しているといった理解がされていますが、フロイド派のニーチェ的解析の饒舌の結果だと思います。私もかつては「ニーチェ・フロイド」派で、結果未だに饒舌です。 特異的犯罪の実行行為者をして、『病気持ち』にしてしまうのは、かつて、私たちの子どもたちを「キツネ付き」「イヌ神様」として「人でなし」にし、間引いた歴史に明らかな「異質なものを排除する差別の論理」に他なりません。 露悪的マスコミのメシの種になる、大衆の根源的な「恐いもの見たさ」の好奇心を刺激する事象を「ケ」と言うのだそうですが、私たちの心の中に「ハレ」を求める心と、「ケ」を求める心が同居しているのですね。「ハレ」は「まつりごと」共同性や政治を求めるのですね。「ケ」は「もののけ」の「ケ」。流行の映画の「もののけ姫」の「ケ」的なものですね。この二重構造の精神世界のあやういバランスのタイトロープが、人生なんですね。 大衆的国民国家において、ここを踏み外したとされる者を「人でなし」と見るのですね。単一民族国家などと言っている我が国では、その同質運命共同体の幻想が強いのですね。 ワクワク・ドキドキしながら、自らは決して為し得ないとする行為の実行者の顛末の一部始終に注目するのですね。それは誰しもに内在する「ケ」への憧憬の現われです。誰しもが、心に「もののけ」を住まわせているのです。自己の現状否定の暴力的な衝動を常に、滾らせているのですね。 「盆」は古来、そうした「ケ」をはらい、「ハレ」に転化する祭事としてあったということじゃないですか。

墓参りはしましたか。十勝方面でしたよね。私は「旧満州」生まれ。以来、流れ者で墓所は当地にはありません。妻は当地の出身です。10年前に東京から転居してきました。

ところで「ワラをも掴んで」信心した記述がHPにありましたが、私も同様でしたよ。「ご先祖さんのカルマ」「悪縁切りだ」とね。信仰は「イワシの頭も」なんとやらですからね。それはそれで「信ずるものは救われる」のですね。

酒鬼薔薇少年にしろ、かの麻原彰晃にせよ。独自の「死生観」の持ち主ですよね。数年前の宮崎勤という人物もそうですね。麻原は自ら「宗教家」を名乗りましたが、他の人も同じですね。独自の「死生観」とは、宗教的概念なのですね。ですから、異端とされるのですね。正系と異端 つまりは大勢=体制とドロップアウトした弧=反体制の概念の対立ですね。 大勢に順応することが困難な者を「差し障りがあり害になる」とするのが「宗教戦争」「魔女狩り」「排除の論理」の常道ですね。中世から依然連綿と続いていますね。現代も形こそ「法治」としているが、中身は「宗教戦争」の世界です。 「人でなし」とは、自覚的職業的犯罪常習者をして言うのです。猟奇的犯罪の個別突発の実行者以上に、「総会屋」「カブ屋」「銀行屋」「政治屋」「行政屋」のごときモノドモこそが、「人でなし」なのです。

正常な脳とは何でしょう。何をもつて正常、異常とするのでしょうか。先に触れた正系と異端と同様に、時の権力=体制に順応できるものが正常で、順応困難なものが異常なのでしょうか。 「精神病理学的な「症状」が所見しうる者」をさして、脳が異常と言えるのでしょうか。 塩入さん。正常の反対は異常ですよね。『しょうがい』の反対は「健常」ですって。 深夜にモンモンとして、一人キーボードを叩いている私は。正常ですか。異常ですか。 法の名の下に人を「死に至らしめんと裁く」ことが出来るほど、私たちは日常順法しているでしょうか。

死刑制度反対!!
永山則夫が刑を執行されてしまいました。彼の『無知の涙』、『木橋』。身につまされました。犠牲者の霊はそれで休まるのでしょうか。 私は法の名による「死刑執行」には、反対です。むしろ、「個人的報復権」のほうが解かり易いですね。私の子ども達がああした目にあったりしたときは、私のすることは断固とした報復以外にありません。「目には目を、歯には歯を」ですね。ここだけ旧約聖書。 人権とは、相互の自立した個としての人間関係が存在することを基礎とするという論があります。この論では、自立・自律が極めて困難な私の子どもには人権がないかのように聞こえます。 生きとし生けること。そのものが人間存在であるのですから、たとえ終生なんらかの介助を必要としている人であっても、当然その人の人権はあるのです。 従って、「鬼畜のごとき人でなし」とレッテルを貼られた人であっても、その犯罪行為の被害者同様の人権はあるのです。 目を覆う犯罪行為の加害者の大多数は、「正常」とされる人々です。極めて特異的な犯罪の実行行為者が、「精神しょうがい者」だとされ、その事によって、「しょうがい者」は犯罪予備軍だと、予防拘束を招くようなファショ的反応こそ「非人間的」だと言うべきです。 またまた長々となりました。HPを準備しています。オマケのソフトの寄せ集めでイマイチですが。頑張ります。






反権力、反体制の立場の者には権利は認められない Tue, 19 Aug 1997 sio

  バージョンアップは 2.01 から一挙に2階級特進で 4.0です。 Netscape Navigator は Netscape Communicator という統合パッケージに含まれる形になりました。実は 2.01 で画面が固まったり、文字化けがあったものですから、それに3以上推奨HPも増えていますし・・ ハードやソフトの『障害』と並べると、やはり「しょうがい」でしょうかねえ。

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酒鬼薔薇少年、麻原彰晃、宮崎勤は大勢=体制からドロップアウトした異端者に過ぎない、という事でしょうか。 人権を始めとする諸々の権利は、権利を保証してくれる権力機構、即ち警察など強制的実力を持つシステムがあって初めて成り立つのではないでしょうか。つまり反権力、反体制の立場の者には権利は認められないのです。何時だって力が正義なのです。悔しいけれど、それが現実でしょう。少なくとも今の日本では主権在民で、我々は忘れているのでしょうが、生まれながらに無条件に与えられる権利などというのは、理想主義者の空論に過ぎないと思います。血と力で勝ち取った権利を守るには、血と力が必要なのではないでしょうか。平和惚け日本人は、個人の権利なんて何時踏み躙られてしまうか、いかに危ういものであるか、分からなくなっているのです。
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HPを準備しているとのこと、大いに期待しております!完成の暁には私のHPからリンクを張らせて下さい。





権利と権力 Wed, 20 Aug 1997 buchi

岩渕です。NCですか。良いなぁ。何とかしたいが、スキャナーを買っちまいました。HPビルダーかホタルを買って、V.UPもと思って出かけたのですがね。息子の「迷子札」代わりのオリジナル・Tシャツに写真を入れたら、良いかもしれないなどと突然の衝動。結局予算切れで、スキヤナー一個ぶら下げて帰ってきました。カリブ海の波打ち際でポーズする、素敵なナイスバディのパツキン姉ちゃんと銭函でワカメ拾いに勤しむ息子の写真を合成してアイロン・プリントしました。息子は思春期。「オンナ、水着」にホレボレしています。 女房は、「アンタに似たんだワ」とあきれていますが、これは本能的好奇心。誰しもこの時期になれば、持つものですよね。「しょうがい」がある人の、異性への憧れや性欲はとかく圧殺されがちです。「そったらこと、考えなくて良い」とね。しかし彼ら、彼女らも当然肉体的・精神的に「目覚め」るのです。「じへい」の場合は、そこに気付かない子もいるのだそうですがね。 何を言おうとしているかというとね。つまり、計画どおりには行かないこと。HPビルダーがスキャナーに化けることがあるのです。衝動という、押さえがたいものに突き動かされて行動してしまうことがあるのです。「行動『しょうがい』」「多動」などと、評価される子ども達の行動がそれですね。私たちにもあるのです。理念・理性で制御不能な、パトス=情念とカオス=混沌に支配される「魔の時」がね。 それが異端とされるものなのです。

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先の3人の人物について
ドロップアウトした「異端者」にすぎない。と貶めているのではありません。人間本来の精神的ありようとして、情念と理念の対立概念があるように。人としての社会的ありようにも、正系と異端の対立概念があるということです。そうした対立を内包しているのが、私たち人間だということです。 また、権利保障の権力機構があるから「人権が守られる」のではありません。順序が逆です。システムは、人間が社会環境を合理化するために必要として作ったもので、「人権」とは、人本来固有の生存権、幸福追求権を言うのです。国民国家の幻想は、「まず国家ありき」の共同幻想を基底とすることで成立しています。西欧は契約社会ですから、それで人々の理解は得られますが。この国の人々は、それと違って血の同質性を求める所がありますからね。国際化の時代だとか、小さな政府だとかの論は、体制の深部にも、現状の矛盾の顕在化があるということです。

主権在民。ノーマライゼーション社会と同様の画餅です。 軍隊、警察などは時の権力の暴力装置。「彼らの治安」維持装置です。明治革命を正しく学ばず。したがって民権の何かを知らず。まして1945年の決定的な敗戦を「終戦」などとしているこの国の特異性は、ここ暫くの経済的打撃に続く、世界的な「異質社会解体」包囲網の強化によって、風前の灯火ですね。 諸外国の人々が、中世以来封建制度と闘い、血と力で勝ち取った権利を、意味も解からず有り難そうに押し頂いて、決して学ばないのが、古来この国の人々の特性です。 私はかっては、学生運動にドップリとハマリ、気が付けば「そして誰もいなくなった」無残な青春の記憶があります。現在は「原理原則的・戦闘的民権民主主義」といった所でしょうか。ハハハハハ。コンペイ党にもカリン党にも、属しません。 孤独なフーテンです。

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【別個に進んで 一緒に撃て!!】 昔、よく仲間達と話した言葉です。
【孤立を恐れず 連帯を求める】 妙に現状の私にマッチする言葉です。






BINさんの談話室への書き込み sio

【名  前】sio
【タイトル】しばらく皆さんさようなら _08/22
【メッセージ】 うちの真理子は鉄格子があり部屋の「外」から 鍵を掛ける施設に入っております。 自閉症であるということは犯罪者であるということ にも等しいとでもいうのでしょうか?
こうして欲しい、ああだったら良いなあ・・ ということは数限りなく有ります。 でもそれを言ったところで空しいだけです。 談話室のムードが暗くなってしまいましたね。 私は外で頭を冷やしてきますので しばらく皆さんさようなら





失望することなかれ Sat,23 Aug 1997 buchi

岩渕です。 BINさんの書き込み見ました。 彼女も「地域生活」実現を語りつづけてきて選んだのは「入所」だった。私も、あと一年一寸、決断を迫られる時が来る。 塩入さん。失望するなかれ。希望を失う事勿れ。またも旧約聖書だね。 若い「PC通信派」の人々の、顔文字使いにアレルギーの私だが。貴方に書くメール同様に、思いの丈を書いて送っているよ。二度と俺には顔文字を書くなと、言ってはやるがね。 語り部の資格があるのは、語りつづける責任があるのは我々だ。もちろん私見としてだが、ヘタな学者や研究者は、そこのけだよね。子ども達と私たちの未来のために。 それとも、ほんとに休暇で海外へでも行ったのかい。それだったら、うらやましい限りだ。






闘士とノンポリ Sat,23 Aug 1997 sio

  BINさんの談話室の件ですが、HP主催者の趣旨、意向に沿った書き込みが礼儀であろうと考えて、ちょっと身を引いてみただけですので・・失望するなかれ。希望を失う事勿れ。ですか。まあ、そんな大袈裟な事でもないのですよ。漫画世代の顔文字も悪くはないと思いますが、アレルギーではねえ・・語るべき責任があるとは思いますが、肩肘張らず我々以外にも、少なくとも我々の側に立ってくれる人ならば資格を認めても良いと私は思います。全く、休暇で海外へでも行ってみたいものです。
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スキャナーは息子さんの「迷子札」だけでなく、HP作成にも是非とも欲しい物ですね。HPビルダーとかは、無くても、凝ったものを作るのでなかったらタグを手書きしても十分ですけれども・・私のHPは手書きで、少々疲れはしましたが。パツキン・・一瞬何かと思いましたよ。
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「人権」とは、人本来固有の生存権、幸福追求権を言うとのこと・・日本固有の北方領土はソ連崩壊後も返って来ませんね。自由を求めて脱出した自国民を射殺した国がありましたよね。体制に背を向ける人民には人間固有の生存権ですら認められなかった国が現実に有ったのではないでしょうか?本来認められるべき権利ではあっても、それを認めるか否かは権力側の匙加減一つということではないのでしょうか。認められるべきものが認められないという不条理、理不尽、この事を指して私は権力機構の下でしか人民の権利は成立しないし、保証もされない、というのです。生まれながらに無条件に与えられる権利ではあってもそれを許さない権力機構もあるということなのです。
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学生運動の闘士だったとのこと・・どうりで理屈っぽい人だと思いましたよ。私はノンポリでしたが・・学校はK高専ですが昭和45年卒業の頃はこんな北の外れでさえ皆熱くなっていましたねえ。ほぼ30年の時を経て当時の闘士とノンポリがこうしてメールのやり取りをするというのも又何かの縁なのでしょうねえ・・




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